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5本指ソックスを履けばいいのに、病院で運動は諦めてくれと言われたそうです。
3歳の頃です。それからはインソールなどで対応しながら今まで過ごしてきたといいます。 しかし3歳で病院の先生に運動は諦めてくれといわれたら、普通の親御さんであれば諦めてしまいます。 そんな小さな頃に将来のことなんてわかりません。 子供の可能性は無限大です。もちろん大人になってからも無限大です。 自分の子供であれば同じことを言うのかと疑問に思ってしまいます。 医者は預言者であってはいけません。 予言することによってその方の将来を呪いにかけてしまうようなものですから。 私ヘビ年ですから、結構執念深く諦めません。 しかし幸いなことにこの親御さんはそうではありませんでした。 何とかしたいという気持ちから来院されました。 しかし詳しく見てみると外反偏平足かな?という足です。 見かけ上確かに偏平足ですが、外反母趾なんてありません。 偏平足に見えますが、ただ単に足が内側に倒れているだけで、戻せばアーチはあります。 なぜ倒れているのか、それは浮き指だったからです。 かなりの踵重心。これでは上手く歩くことも走ることもできるはずありません。 これで運動をしろというのも少し酷ですが、しかし指が地面に着きさえすれば十分に運動は可能と判断しました。 この状態で結構走ったり飛んだりしてましたから。 指が浮かなくなればそれこそ駆けっこで一番も可能です。 どうして浮いたのかは不明です。 靴下や窮屈な靴でも外反母趾や浮き指にもなります。 深爪をし続けても浮き指になります。 しかし大切なことはなぜそうなったかを追求するのではなく、これからをどう過ごすかが大切になります。 まずは5本指ソックスで足指をしっかりと伸ばすということ。 そして足指の動きを阻害しない靴を履くということ。 ただそれだけです。 そしてこの子の履いてきた靴を拝見いたしました。 実寸は21センチです。 靴のサイズも21センチです。 ということは足は浮くか、曲がるしかありません。 小さい頃より小さい靴を履いていると生まれつきの浮き指、生まれつきの外反母趾と勘違いしてしまいます。 姉妹の足も横目で拝見すると、しっかりと指が曲がっておりました。 お母さんの足指も曲がっておりました。 こうなると遺伝ではないのかと勘違いしてしまいます。 いかに今現在窮屈な靴を履いていなくとも、足指は曲がっていきます。 ヒールだからダメというのではありません。 草履やサンダルやスリッパでも足指は変形していきます。 生まれてこの方ずっと裸足で過ごしてきて曲がっていれば遺伝のせいにしても良いと思います。 しかし靴下や靴は赤ちゃんの頃から履く習慣がありますから、その時点から足指は変形していくのです。 生まれつきこうだから・・・、遺伝だからしょうがない・・・。 まだ諦めるには早いです。 しかし親御さんに足を見ながら浮き指を説明しても分かりにくいので、フットプリントを採ってみました。 そうすると見事に足の指が写っていません。 『あ!本当だ!!』とここでようやく納得していただけました。 フットプリント大活躍です。 帰りに靴を買ってもらうようにお話をしました。 子供の場合変化が早いので、来月の受診が楽しみです。 福岡で有名な子供専門の病院で、そういうことを言われたのであれば、同じような症状の子は同じようなことを言われたはずです。 もしかすれば潜在的に諦めている親御さんはかなりいらっしゃるのではないでしょうか。 絶対に諦めてはいけないし、子供の可能性を信じてあげてください。 きっと良くなります。 私たちはそのお手伝いをほんの少しさせていただくだけです。 PR |
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